うまく活用して発症していることを理解するところから始めよう

サイトメニュー

受診先の決め方と治療方法

悩む成人女性

身体症状という仮面の下に隠れているうつ病

体調不良だと思ったら実はうつ病だった、というパターンが圧倒的に多いのが仮面うつ病です。通常のうつ病ならメンタル的な症状が出るため、うつ病だと分かりますが、仮面うつ病は身体症状の方が強く出ます。そのため普通の内科で診てもらう人が後を絶えない訳ですが、本当に内臓の病気という可能性もあるので、内科を選んで受診することも間違いではありません。ですが、長引く身体症状で内科を受診しても、内臓的な疾患が認められない場合は、心療内科か精神科で診てもらいましょう。基本的に心身症は心療内科が治療先になりますから、その看板を掲げる医療機関を選ぶのがベターです。メンタルクリニックなら精神科と心療内科を併設していることが多いため、そちらを選ぶという方法もあります。そして通院先を決める時は、毎週でも通える立地の医療機関を選ぶのがポイントです。とくに初診後は安定するまで頻繁に通うので、通院のしやすさを、治療先選びのチェックリストに加えておいてください。また、心の治療ではカウンセリングも有効ですから、それを希望する際は心理療法を提供しているか否かもチェックリストに入れておきます。そのほか、予約の取りやすさも意外に大切なため、チェックリストに添えておきましょう。

内臓疾患と区別しにくいのが仮面うつ病の特徴ですが、心因性特有のパターンが見られることも少なくありません。例えば、下痢をはじめ吐き気や腹痛も多い症状ですが、本当に胃腸に問題がある場合は、病状も消化器系に限られるのが一般的です。ところが仮面うつ病ですと、下痢と動悸と目のかすみが一緒に現れるなど、訴える症状が消化器系にとどまらない傾向があります。循環器や眼科など、診療科目の垣根を超える疾病は珍しいため、それにより仮面うつ病が疑える仕組みです。なので内科へ通っても身体症状が良くならない時は、症状のチェックリストを作ってみると良いでしょう。そして原因臓器に関連性がなければ、うつ病であることを考慮して、精神科や心療内科で一度診てもらうのが上策です。それらの外来なら、うつ病のチェックリストを基に診断してくれるため、一般的な内科では見抜けなかった仮面うつ病を見極めやすくなっています。また仮面うつ病も根幹はうつ病ですから、治療方法はうつ病と同じく、休息と服薬、それに心理療法などが主体です。ただし腹痛が強い場合は胃腸薬を出したり、頭痛が激しい時は鎮痛剤を処方してくれるなど、根本的な療法とは違いますが、症状を一時的に抑える治療も行ってくれます。